『ジントニック』についてのアンケート

バータイムズ・アンケート『ジントニック編』

ジンとトニックウォーターから生み出される至極の一杯、『ジントニック』について、バーテンダーの皆様にアンケートを実施しました。その爽快な味わいで、至福の時を演出してくれる『ジントニック』に、どのようなこだわりが詰まっているのか、一緒に探ってみましょう。

Q1.最も注文の多いカクテルは何ですか。 -『ジントニック』が82%と圧倒的な人気 -

アンケートに協力いただいた72軒のうち、80%以上のバーが最も注文が多いカクテルとして『ジントニック』を挙げました。次いで『ハイボール』が続きますが、ジントニックが圧倒的な人気です。最初の一杯としてバーで注文されることが増えているように感じます。どのバーにとっても、ジントニックは非常に重要なカクテルの一つと言えるでしょう。

Q2. ジントニックに使用されるジンのブランドを教えてください。- 主要な4つのブランドが76%を占める -

クラフトジンのブームに乗って、バーで見かけるジンのブランド数が急増しましたが、ジントニックのベースとして選ばれるのは、ロンドンドライジンの主要な4つのブランドで、総体の76%を占めています。もちろん、国産のクラフトジンを使用している店舗もありますが、その比率は10%に満たない程度です。さらに、数は少ないですが、フランス産やアメリカ産のジンを使用するバーも存在しました。

Q3. ジンを選ぶ理由を教えてください。- トニックとの相性を重視 -

バーテンダーの皆様に、Q2でお答えいただいたジンを選んだ理由をお聞きしました(複数回答)。

  • バランス:トニックとの相性が良いから(40)
  • 味わい :香りや味わいが気に入っているから (40
  • 安心感 :使い慣れた銘柄だから (20
  • 価格 :手頃な値段で提供できるから (15
  • 製法 :ボタニカルや製法が個性的だから (14
  • 知名度 :有名ブランドだから(11
  • その他 :地元のジンだからなど(5

『ジンの香りや味わいが気に入っているから』と並び『トニックとの相性が良いから』が最も多かった。ジントニックのベースを選択する際は、ジンそのものの味わいや香りはもちろんのこと、『ジントニック』というカクテルになった時のバランス。トニックとの相性を重視していることが分かりました。

Q3. ジントニックへのこだわり。-ハウスブレンド派が増えている?-

バーテンダーの皆様のジントニックへのこだわりをフリーアンサーでお聞きしたところ、いくつかの傾向が分かりました。

・複数のジンをブレンドするバーが増えている

約1割のバーが、ジントニックに合うジンをブレンドでつくっていると答えています。またジントニック用にスパイスやハーブをインフューズしているバーも複数ありました。

・ジンを冷凍するスタイルも定着

3分の1のバーでは、ジントニックに使用するジンをフリーザーで冷やしていました。フリーザーのスペースも限られ多くのジンを収納できないために、定番ブランドが選ばれるのかもしれません。

・旬の柑橘、地元の柑橘が人気

ライムの代わりにすだち、青みかん、かぼす、へべす、シークワーサー、ゆずなど、旬の柑橘、地元の柑橘を活用するバーが多いようです。

 

今回のアンケートでは、バーで最も愛されているカクテル『ジントニック』について、バーテンダーの皆様にアンケートを実施いたしました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。

 

  • 調査対象:バータイムズメルマガにご登録のバーテンダーの皆様
  • 調査日:2023年9月7日〜11日
  • 調査方法:インターネットによる任意回答
  • 調査人数:72

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