バーとは酒やたばこを嗜む人にとっての癒やしの空間であり、自分を取り戻すためのかけがえのない場所。生きづらい世の中に灯る燈り(あかり)のような存在です。新型コロナ禍において、バーを営まれる方々には厳しい状況が続いていますが、人々が生活様式の変化でストレスにさらされる今こそ、大人の隠れ家としてのバーの価値が再認識されるときだと思っています。

　BAR TIMES では、バーへの想いをともにする皆様と「BAR文化の灯とともに」プロジェクトを立ち上げ、活動の一環として2021年1月に小冊子「伝燈り(あかり)」を創刊。そして、この度「伝燈り(あかり)」第2号を発行しました。

　バー文化とは何かと考えたとき、日本においてはバーテンダーそのものであり、そうした場を設える精神と技術なのでは、と。このような思いから、「伝統」と「燈り」の意味を込めて、小冊子のタイトルは『伝燈り(あかり)』としました。

【「BARを語る」話題の一つに】 

『伝燈り(あかり) 第2号』には、BAR文化の魅力を伝える表現者開高健さん偲ぶ記事、トップバーテンダー高宮裕輔さん、静谷和則さんのインタビューなどもご覧いただけます。 また、巻頭では、モノクロームの世界で、バーを表現してきた切り絵作家、成田一徹さんの作品もご紹介しております。

四六版(127×188mm):48ページ

編集:「BAR文化の灯とともに」プロジェクト実行委員会

発行:株式会社 北澤企画事務所