沖縄の自然を感じるスパイスドラム
沖縄の黒糖からつくられるラムをベースに、シークヮーサー、月桃、ヒハツモドキといった、沖縄の個性的なボタニカルを浸漬・蒸溜してつくり上げたスパイスドラムです。
黒糖ラムらしい甘い風味がほどよく感じられるベーススピリッツと、シークヮーサーの爽やかな香り、月桃やヒハツモドキからくるオリエンタルなアフターテイストが特徴的です。
まさに亜熱帯特有の自然であふれる、沖縄の山原(ヤンバル)の森を感じる商品に仕上がりました。
本商品をとおして、黒糖の可能性を広げること、そして、直接・間接的にも沖縄農業の課題解決に繋がることを目指します。
「KOKUTO DE LEQUIO」シリーズ 第二弾
商品名の「KOKUTO DE LEQUIO 」は直訳すると「琉球の黒糖」。⼤航海時代に到来したスペイン⼈とポルトガル⼈が琉球を“レキオ”と呼んだことに由来します。SG Groupの沖縄店「El Lequio」オープンをきっかけに、琉球泡盛の老舗・瑞穂酒造と共同で開発を進めるシリーズです。
第一弾となった「KOKUTO DE LEQUIO」は、そのポテンシャルは高くも低迷していた沖縄の伝統素材である「泡盛」と「黒糖」に、世界一のバーテンダーである後閑信吾氏が着目。泡盛のベーススピリッツとしての可能性と、黒糖が持つ多様な味わいを追求し、リキュールとして商品を設計。泡盛や黒糖を世界に広げる商品として2023年3月にリリースし、以降JAL国際線ファーストクラスで採用されるなど話題を呼び、国内外へ広がりを見せています。
沖縄農業の課題解決を目指す
沖縄において、最も栽培量が多い柑橘類・シークヮーサー。近年、健康効果が話題となり人気の果実ですが、その9割以上はシークヮーサージュースなどの加工用として流通しています。今回リサーチを行う過程で、搾汁後に残った種や果皮については、その有効活用に課題を抱えていることを知りました。また、この種や果皮を販売できるようになれば、生産農家からの購入価格に転換することも可能なことを知りました。そこで今回は、沖縄の黒糖のラムをベースに、シークヮーサーの搾汁後の種や果皮をキーボタニカルとした、スパイスドラムの開発を決定しました。シークヮーサーがメインではあるものの、全体的な風味コンセプトについては「El Lequio」のオープン以降人気メニューとして博したシグネチャーカクテルをヒントに、自然豊かな沖縄北部の森林地帯・山原をイメージした「爽やかでオリエンタルな風味」を目指しました。後閑氏や「El Lequio」マネージャーの杉浦氏とディスカッション・試作を繰り返して、最終的には沖縄特有のボタニカルである、清涼感のある芳香を有する葉「月桃」と、島こしょうとも呼ばれる香辛料「ピパーチ」をセレクトしました。
テイスティングノート
爽やかでスパイシーなトップノートと、なめらかで甘い風味、ほのかに苦味を感じる余韻がアクセント。
おすすめの飲み方
トニック割、ソーダ割、ロック、モヒート、ダイキリなど
Delivering Japanese bar tools from Tokyo worldwide to hospitality venues.