“グリーンで美味なウイスキーづくり”を目指し世界初※3ウイスキーの水素「直火蒸溜」実証実験に成功

― こだわりの美味を実現する「直火蒸溜」を水素専焼※4で実現 ― ― 東京ガスグループ・(株)SRCと共同で技術検証を実施 ― ― サントリー白州蒸溜所への導入を目指す ―

サントリーホールディングス株式会社 (2024年4月11日 16時07分 発信ニュースリリース)

 当社は、1923年にウイスキーづくりへの挑戦を開始して以降、絶えず「ウイスキー文化の創造・発展」「美味品質」に取り組み、ウイスキーの魅力をお伝えするとともに品質向上へ弛まぬ研鑽を続けてきました。ウイスキーづくりは、当社の企業理念である「人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の生命(いのち)の輝き』をめざす。」ことを体現する事業です。これからも常に革新を続け、世界中の人々と自然と共生していくことで、「世界中から愛されるサントリーウイスキー」を目指し、その実現に向けて“グリーンで美味なウイスキーづくり※1”にも取り組んでいます。

今回、サントリー山崎蒸溜所内のパイロットディスティラリー※2にて、世界で初めて※3「直火蒸溜」を水素専焼※4で行う実証実験に成功しました。蒸溜したニューポット※5は、従来の都市ガスで「直火蒸溜」を行った時と変わらず、美味なウイスキーづくりに重要な“コクがあり力強い味わい(骨格)”をもつ品質であることが確認できました。

  • ※1 「美味の追求」と「環境課題への取り組み」の両立を目指すウイスキーづくり
  • ※2 山崎蒸溜所の一角にある品質研究・技術開発用の小型蒸溜施設。直火加熱に加えて電気式加熱も可能な蒸溜釜を有する、ウイスキーづくりのチャレンジの象徴
  • ※3 1KL以上の蒸溜釜でのウイスキー「直火蒸溜」において(当社調べ)
  • ※4 水素100%での燃焼。ただし、安全上の理由で、燃焼開始時・終了時のみ都市ガスも使用
  • ※5 ウイスキーの製造工程における「蒸溜」を終えたばかりの無色透明な原酒

なお、サントリーグループは、スコットランドにおいても、ビームサントリー社が英国政府の補助※6を受け、スーパークリティカル・ソリューション社との協働のもと、グリーン水素※7を活用したウイスキーづくりの脱炭素化を目指しています。今回のサントリー山崎蒸溜所内のパイロットディスティラリーでの実証実験は、“グリーンで美味なウイスキーづくり”という共通の目標に向けた取り組みの一環として、この英国政府の補助金を一部使用しています。

  • ※6 英国エネルギー安全保障・ネットゼロ省のGreen Distilleries Competition基金
  • ※7 製造工程においてもCO2を排出しない水素

 

水素専焼によるウイスキーの「直火蒸溜」について

水素は、“高温で燃え、燃焼速度が速い”ことなど、従来の都市ガスとは異なる特性があります。今回、水素に対する技術的知見のある東京ガスグループ※8と燃焼設備メーカーである株式会社SRCとの技術検証を経て、安全対策を実施のうえ、パイロットディスティラリー内の燃焼設備を水素燃焼仕様に変更し、これまで同様の“コクがあり力強い味わい(骨格)”をもつニューポットの蒸溜を実現しました。

今後、サントリー白州蒸溜所での蒸溜において、実用化に向けた製造設備規模での技術検証に取り組みます。なお、サントリー白州蒸溜所への導入の際は、サントリー天然水 南アルプス白州工場およびサントリー白州蒸溜所内の「やまなしモデルP2Gシステム」で生成した「グリーン水素」の使用を検討しています(https://www.suntory.co.jp/news/article/14542.html参照)。

  • ※8 東京ガス株式会社、東京ガスエンジニアリングソリューションズ株式会社

 

「直火蒸溜」のこだわり

当社は、ウイスキーづくりに欠かせない原料に加えて、仕込・蒸溜といった製造工程における原酒の「つくり込み」、貯蔵環境、美装に至るまで、お客様にお届けするまでの全ての工程にこだわることで「美味品質」を実現しています。なかでも、蒸溜工程において高温で加熱する「直火蒸溜」は、コクがあり力強いタイプの原酒づくりにつながる、「美味品質」に欠かせない製法と考え、山崎蒸溜所・白州蒸溜所の初溜工程※9で実施しています。

  • ※9 モルトウイスキーの製造における1回目の「蒸溜」工程

今後も、「美味」を追求しつづけるとともに、環境課題に取り組むことで、“グリーンで美味なウイスキーづくり”にチャレンジしていきます。

 

東京ガスグループ

「ウイスキーの水素『直火蒸溜』実証実験に成功」に関する資料

 

本件に関するお客様からの問い合わせ先


世界的バーテンダー後閑信吾氏と日本を代表するグラスデザイナー木村祐太郎氏がコラボレーションしたグラスブランド。充実したラインナップが魅力です。

詳細ページ

ウイスキーのスペシャリスト静谷和典氏が開発したグラス。ストレート、ハイボール、水割りなど飲み方により、ウイスキーの魅力を最大限に引き出せます。

詳細ページ

ミクロレベルで施された緻密な研磨など、これまでにない技術と画期的なアイデアで大きな反響を呼んだ「BIRDY.」のプロダクトラインナップです。

詳細ページ

日本の伝統工芸とバーツールを融合させたBAR TIMES STOREオリジナルの「漆バーツール」。漆塗りは一つひとつ職人による手作業でつくられています。

詳細ページ

日本を代表するバーツールメーカー「YUKIWA」。金属加工の伝統が息づく新潟県燕市でその技術を活かし、高精度なバーツールを国内外に提供しています。

詳細ページ

新潟県燕市にあるバーツールやキッチンツールのメーカー「WADASUKE」。プロ向けの高品質な製品で知られ、シンプルで実用性の高いデザインが特徴です。

詳細ページ

累計1,200店以上の注文実績がありBAR TIMES STOREで不動の人気を誇るバーマット。店舗ロゴを名入れできるので、世界にひとつのバーマットがつくれます。

詳細ページ

金属加工の街、新潟県燕市で唯一アイスピックを製造する「ヤマチュウ」。針の長さや本数、グリップの形状などさまざまなオリジナル商品を開発しています。

詳細ページ

「ベストカタヤマ」の氷鋸は、氷専用につくられているため、業務用の硬くて大きなブロックアイスでも素早くカットが可能。バーの必須アイテムです。

詳細ページ

クラシックなデザインと機能美を追求したグラスウェアブランド「イタレッセ」。ワームウッド模様とシンプルな無地のグラスのラインナップがあります。

詳細ページ

技術、安全性などすべてにおいて100%の物づくりを目指す銅食器の老舗メーカー「新光金属」。熱伝導にすぐれた銅製のマグやタンブラーの品質は秀逸です。

詳細ページ

ドイツの名門グラスブランド。長い歴史で培われた技術と最新テクノロジーを融合し、圧倒的な耐衝撃性と耐久性に定評があります。機能美を追求した幅広いラインナップが特徴です。

詳細ページ

繊細なカッティングが施され、ウイスキーを注ぐとまるで万華鏡のように煌めき、美しい輝きを放ちます。シンプルで上質、程よい重量感があり手に馴染むロックグラスです。

詳細ページ

創業100年以上の歴史を持つ「木村硝子店」。自社デザインのグラスを数多く手がけ、その品質とデザイン性は多くのプロフェッショナルから愛用され、高い評価を受けています。

詳細ページ

日本の伝統文様を施したBAR TIMES STOREオリジナル「江戸切子ミキシンググラス」。ステアするたび光り輝き、バーテンダーの所作を美しく演出します。

詳細ページ

フロリアン・ティローは、パリの高級ホテル「シュヴァル・ブラン」のバーディレクターを務める。LEHMAN社との共同開発で、デザインと機能美を備えたシグネチャーグラスが誕生しました。

詳細ページ

グラスの底に雪を頂く富士山を表現した「富士山グラス」。注いだ飲み物 の色が山肌に反射し、さまざまな表情が楽しめます。職人が丹念につくり上げた東京生まれの伝統工芸品です。

詳細ページ

硝子電球の工場として創業した松徳硝子。その技術を活かした「うすはり」は、飲み口の厚さがわずか0.9mm。職人の丹精な手仕事が飲み物の味わいを引き立てます。

詳細ページ

バーやカクテルにまつわる書籍を集めました。日本のバーの風景を切り取った書籍や著名バーテンダーによるカクテルブックなど幅広く揃えています。

詳細ページ

エスプレッソマティーニのためのカフェインレスリキッドコーヒー。バーでも家庭でも手軽に本格的なエスプレッソマティーニがつくれる一品です。

詳細ページ

日本のトップバーテンダーがつくるカクテルをボトルに詰めた BAR TIMES のオリジナル商品です。お店でしか飲めないスペシャルなカクテルを自宅で楽しめます。

詳細ページ