「チェコスピリッツ・トレードツアー」レポート
駐日チェコ共和国大使館 2024年11月28日配信
2024年11月4日(月)~8日(金)、チェコ共和国農業省および駐日チェコ共和国大使館主催の「チェコスピリッツ・トレードツアー(Czech Spirits Trade Mission)」がチェコ共和国にて実施された。バーテンダーを含む、蒸留酒に造詣の深い日本の専門家をチェコに招き、チェコスピリッツの特徴を背景文化とともに紹介するという趣旨のツアーである。
複数の蒸溜所を訪問・視察し、生産者自らによる説明と試飲を通して、視察団はチェコスピリッツへの理解を深めた。フルーツブランデーのほか、ジン、ラム、ウイスキー、リキュール等、各社が製造する多彩な商品について、味への拘りや製造の歴史、生産者が製品に込めている想いなど、現地で体感しながら学びとった。
スリヴォヴィツェ(プラムブランデー)博物館や果樹園への訪問、蒸留酒文化が根付く地での食事体験、文化遺産の見学など、蒸溜所視察以外のプログラムも充実し、視察団はその土地の文化・歴史的背景から製品への知見を深めていった。首都プラハや第二都市ブルノのバーにも訪れ、現地のバー文化に身をおき、自発的にカクテル作りにも参加したようだ。地元のバーテンダーを側にして新しいカクテルを即興で作るという場面もあった。
日本でも、カクテルの材料としてすでにチェコスピリッツを使用しているバーがある。今回のツアーに参加されたバーテンダーを含め、精鋭のバーテンダーたちにより、今後チェコスピリッツの魅力に多くの方が出会えることを期待している。
Delivering Japanese bar tools from Tokyo worldwide to hospitality venues.